2021年仮想通貨投資を通じて得た経験。
2020年はちょろっとやってたけど今年は本腰入れて大金をぶっ込み、結局タイトルの通り爆益からの爆損からの微益で終わるという、ジェットコースターのような資産の変動を眺め、所感としてはうまくやれた感 : やっちまった感 = 2:8
労働だけがお金を稼ぐ手段という考えから脱却し、俗に怪しいとされる世界に足を踏み入れた経験として、記事に残す。
この記事での反省が2022年以降の自分に生きること、そして読んでくれた人の仮想通貨投資スタイルに1mmでもポジティブに働いてくれることを祈る…
1-4月中旬: 【ウハウハ期】 現物の短期売買と海外取引所を使い始める
2021年の1月からは国内の取引所で短期で売買を繰り返していました。
ビットコイン(以下BTC)を買うときはcoin check。
イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)を買うときはBitBank。
2020年の投資初め、税金の都合上利益が20万位内であれば確定申告が不要だったので20万以内に収めるつもりが32万で確定申告必須に。
それを機に2021年は利益出せるだけ出そうと決意。
取引所選択の理由は、前者はBTCの取引所での手数料が無料。
後者はBTC以外の板取引が出来たこと。
※ゆうて取引手数料は確定申告の時に経費として計上出来るのであまり考えないでOK
coincheckはBTCを買いたい人以外にはオススメしません。たまに鯖落ちするし。
国内の取引所を使う時はポイントサイトを経由することをオススメします。
大体1取引所開設辺り、数千円分ポイントもらえます。
主にcoincheckに数百万入れて、BTCを一気に買って上がったら売る、といういかにも単純操作の連続で利益を出していました。
ただこの手法は短期でも結局上がっていくという見通しありきで出来た手法。
買値から下がれば損失確定しないようにホールドするし、一時期チャートが気になり過ぎて遊んでる時でさえ気になっちゃうというメンタル的に良くなかったので、100万くらい利益出た頃にやめました。
2月頃からは50日移動平均線など、いい感じで買える時に買って放置という手法に変えました。
それと同時期に海外の取引所、Binance(バイナンス)を使い始めました。
バイナンスの利用理由としては、国内取引所より圧倒的に取引できる通貨が多いこと。
加えて、セービング、ステーキングのような、銀行でいう定期預金みたいなサービスが使えたこと。

送金する必要があることと確定申告の時に面倒そうだったのですが、上記理由で使い始めました。
結局4月くらいまで仮想通貨界は全体的にウハウハ気が続きました。何買っても利益出るみたいな。
この時資産は10000ドルを超えてました。1000万以上。
そして1番の反省は、海外取引所を利用してから全く利確をしていなかった。
正味感覚狂ってて、このウハウハが2021年はずっと続くと思っていた…
4月中旬-7月:【激萎期】 仮想通貨軒並み暴落・低迷
4月中旬に仮想通貨界隈、全体が暴落しました。
BTCだと最高値680万→320万まで。約半分に。
暴落のトリガーはアメリカのCoinBase($COIN)というアメリカ最大手の仮想通貨取引所の会社が米国市場に上場し、仮想通貨も更に認知され取引量も増加し、価格も更に上がるだろうという大衆の予想とは裏腹に、上場日を境に320万まで約1ヶ月かけて落ちていきました。
通常、BTC以外の通貨をアルトコインと言います。
アルトコインはBTCよりも価格の跳ね上がりが期待できる一方、BTCの下落に釣られて下落する際はBTC以上に下げます。
私はあるアルトコインを60万分持っていて、一時期10倍になっていたのですが、このCoinBase上場をトリガーに、買値の2倍前後まで下落しました。
不思議なもんで、1-4月初めのウハウハ期を経験すると、ちょっと落ちてもどうせ回復するだろうと思い込み、そのままズルズル下げて買値近くにならないと焦らないという心理に陥る。
少しでも危険を感じて原資だけ抜くとかすればいいのに、何故か「今ここで売ったら後悔する」と信念を抱いて売れない。短期間で一気に儲けることに囚われ過ぎていたのです。
結局暴落からの低迷期は7月末まで続き、私はこの間に狼狽売りと損切りを繰り返し、以前1000万以上あった資産は半分以下になっていました。
この時私は思いました。
1番の敵は利益が出たときに楽観視して、利益確定することが出来ない自分自身だと…
2021年初めのような何を買っても儲かるような相場が、仮想通貨投資ビギナーの自分を勘違いさせていました。
そして暴落して初めてリスクを感じ、狼狽売りをして大した利益も出せないという。
自分、というかヒトとしての欲深さを嘆きました。
そもそも仮想通貨投資とかしている時点で世界的に見れば恵まれてんだよ。
というか日本のような政治に無関心で生きられる環境にいる時点で相当恵まれてる。
麻生さんの言葉ではっとした発言↓
「最近の若者は政治に興味がない、と言いますがこれは決して悪いことではないと思います。」
「世界には常に政治を気にしていないと戦争・抗争に巻き込まれて死んでしまうというような国があるので、政治に興味がなくても安全に生きられるだけでも良いことなのです」
麻生さ〜ん!その通りだよ〜!!!!!!!
まぁこんな感じで萎えていました。ウハウハの時に少しでも利確しとけばよかったね、ハムたろ。
8月-11月: 【復活期】 BTC再び最高値更新
タイトル通り、逆に一気に上がり過ぎた価格が落ち着きを取りもどしてから、最高値を更新するまでに上昇しました。
9月-10月に一度下げましたが、これは仮想通貨が悪いというわけではなく米国株式市場全体が落ち込みました。この時期は毎年アノマリー的にも下げの期間で、株が下落するとリスク資産である仮想通貨も共にキャッシュ確保のために売られるという感じです。
私はこの8-11月はBTCだけは全く売らずホールドし、他のアルトコインは多少増えたら利確するというようにしていました。
というのは、BTCはその有能性は既に認知されているものの、法整備など規制が追いついていなかったり、各国からしたら自国の通貨がオワコンになる可能性があるので銀行をはじめとして向かい風が続いていたので、上げ続けるか下がるか判断が難しかったです。
なので、BTCだけは売らずに他の通貨は適度に売って利益確定し、利益分でBTCを買い増すというようにしていました。
なので1-4月のようなウハウハにはならなかったものの、コツコツと積んで行った感じです。
11末-12月: 【税金懸念期】再びBTC下落へ
正味最高値更新した11末辺り、年明けから米国の利上げの影響で米国市場は落ち込むことは想像出来ていたので、後から思い返せばその予想を仮想通貨界隈にも波及させてBTC含めて売ってキャッシュを増やして備えるのがいいリスク管理だったと思います。
ただ、前回の暴落期の「利確を多少はしておく」という学びだけ活かして、上記のような他界隈の並行検討が出来ませんでした。或いは利確していたつもりであっても、もっと利確をしておけばよかったとも思う。
加えて12月過ぎから税金関連が頭の大半を占めていて、どうやって利益分計算しようか、どの利益計算ツールを使おうかと考えていました。
無駄に利確をしてしまうと、翌年払う税金が増えるので、来年もっと増えるだろうという銘柄は利確しませんでした。
仮想通貨投資は雑所得という分類で、損益通算が出来ます。
要するに、利益分を損失によって圧縮し、税金を減らすことができるのです。
なのでこの時期は損失になっている銘柄に対し、年末になっても上がらなそうな気配であれば損出しをすることだけ心掛けていました。
結局大晦日の12/31当日になって損益計算ツールを契約し、利益分計算して追加のふるさと納税まで済ませることが出来ました。
損益計算ツールは経費に計上できるのですが、年内に支払いをしておく必要があるのでそこだけ注意。
ただ、去年の損益計算には自分でExcel作ってゴリゴリ計算していて、今年が初めてツール使ったこともあり、思っていたより時間かかりました。
年越しは友達と飲みにいくはずが出来ず、何なら年越し蕎麦を年越してから食べるハメになりました。来年は余裕を持ってやろう…
まとめ
こんな感じで結局微益で終わった2021年でした。
もっと儲けようと思えば儲けられると思ってもそれは後の祭り。結局1番の敵は強欲な自分自身でした。
一気に儲けようとせずにコツコツ資産を増やそうと思います…
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